daikiho’s blog

不妊治療、本の感想、宝塚、日々思うことなど・・

わたしが先生の「ロリータ」だったころ 愛に見せかけた支配について

 

アリソン・ウッド著の「わたしが先生の「ロリータ」だったころ 愛に見せかけた支配について」を読みました📕

 

あらすじ(左右社サイトより引用)

高校生活に悩みを抱えているアリソンは、新しく赴任してきた英語教師のノース先生と出会う。先生は彼女の文才を見出し、個人指導をするように。コーネル大学を卒業し、『ロリータ』を愛読する知的でセクシーな彼に惹かれてゆくアリソン。しかし、それは恋愛に見せかけた抑圧の日々のはじまりだった...。

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以下、私の思い出話です。気持ち悪かったらごめんなさい🙇‍♀️

 

 

 

私も18歳のとき、27歳の社会人の方とほんの数ヶ月ですが、お付き合いしたことがありました。

私はまともに男の人と付き合ったこともない野暮ったい女子大生でした。大人の男性から恋愛とはこういうものだ、と言われれば「そ、そうなのかな‥?」と、違和感を覚えつつ、なんだか流されてしまい、けれど相手の期待に応えられない自分が間違っている気がして自己嫌悪‥

 

全っっっく楽しくなかったです。笑笑

今となれば、いい大人が10代に手出しにくる時点でまともなやつじゃなかった、と分かるし、あのキス、気持ち悪かったーーーーと思い出すのですが、当時は分かんないんですよね。

幸い?私の拒否感が強くてめんどくさくなったのかキス止まりで自然消滅してくれました。

 

 

この本を読んで主人公と同じような言動をとっていたことがあちこちあって、成年男性と未成年女性との間に起こるパターン化できるものだったのかも、、、と今更ながら感じています。あれは恋愛なんかじゃなかったんだなぁ、と。

恥ずかしいから人には話さないし、小説や、少女漫画なんか特に、「成年男性が未成年女性に強引にキス、それが素敵な恋に発展!」なんて描写、腐るほどあるので、まさか搾取されやすい関係にあったなんて、あんまりピンときていませんでした。

私が経験不足だから気持ちに応えられないけれどこれは恋愛なんだ、と思っておりました。

ああ、情けない。恥ずかしい。悲しい。

 

10年以上の時を経て、女子大生だったときの私の違和感のワケがわかりました。

 

もちろん全ての関係がそうではないだろうけど、少女漫画とかでの成年男性と未成年女子との描き方、もっと議論されるべきではと思います。

 

同じような経験のある人にとってはなかなか読むのがしんどい部分もあるかと思いますが、それでも読む価値があると思います。