君は赤ちゃん
今週のお題「最近おもしろかった本」
川上未映子著の「君は赤ちゃん」を読みました📕
夏物語、乳と卵、などが有名な川上未映子さんの妊娠・出産、子育てにまつわるエッセイです。
母子手帳に「妊娠の記録」という日記みたいなものを書く欄が有ったのですが、私はつわりがひどかったので「今書いても世間(主に世の男性)と夫への恨み辛みしか書けないから書かん」と全く書いていないのですが、この本はまるで私の書いていないはずの日記を読んでいるようでした笑
もちろん色々違う点もあったのですが共感することが多くて、夫に朗読してきかせたくなりました笑
なんでこんな女ばっかり大ダメージやねん!
夫はノーダメージで実の子を持てるねん!
そりゃしゃーないねんけどもっと感謝してくれ!
とか、戦争中のお母さんに思い馳せて涙する(私は中学校の修学旅行で行った沖縄のガマでの、赤ちゃんが泣くと米兵に見つかるから母親が口を塞いで殺した、という体験談を思い出してました)とか、私も女が生まれると思い込んでいたので(母方が女ばっかりなんです)女に生まれた生きづらさとそれの対処法は私なりに伝えていこうと思ってたけれど、男となるとちっともわからん、とりあえずクズ男にしてはならない‥
とか色々‥
まだ体験していない1歳までのトラブルも読めて良かったです。
まだ生後6ヶ月なのに、この本を読んで「ああそんなこともあったなぁ」と、もう過ぎてしまったこと、忘れていることがあることにも気づきました。きっと1歳過ぎたとき、もっと手が離れたとき、読み返したらまた違ったことを思うんでしょうね。
すごく大切な1冊になりました、ぜひ読んでみてください!