ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
こんにちは😃daikihoです
読んだ本の感想や、子育て、宝塚観劇記録、日々の雑記など‥気ままに書いております。
本日の読書記録📕
ブレイディみかこ著「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読みました。
ブレイディみかこさんの本は先日「ヨーロッパコーリングリターンズ」を読んで面白かったので今回はベストセラーのこちらを読んでみました。
配偶者とイギリス在住で、保育士として働きながら中学生の息子を育てられている著者。
息子さんはカトリックの公立小学校に通っていましたが、「元底辺中学校」に通い始め、そこで日々起こる様々なトラブル?から人種や階級、貧困、格差などを考える母目線のエッセイ。
こう書くとすごい固い本みたいですが、ベストセラーだけあって読みやすいです。
へぇーと私が驚いたのはイギリスの中学校事情。公立も私立も進学先を選べて、選ぶ基準となる詳細な学校ランキングが公開されているそうです。
そこまでは分かるのですが、そこで入学の可否判断は「学校から近いもの順」だそうです。そうなると「良い学校」の周りの住宅は高騰し自ずと格差がうまれるのだとか。
もう学校が格差拡大するシステムになってますよね。
表面的な海外のキラキラ生活、といった情報はSNSとかでも入ってきやすいけれど、地べたの情報って中々入ってこないので面白かったです。
息子さんが良い子過ぎて、そんな中学生って色々深く考えるの?良い子過ぎない?って気持ちにもなりましたが、最後の解説でズバリその気持ちを言い当てられてしまいました。ぜひ最後の解説まで読んで欲しい一冊です。