沈黙の春
レイチェルカーソン著「沈黙の春」を読みました。
農薬などの化学薬品の危険性について、色んな事例がずーっと述べられていく本です。
1962年に発表された本なので、当時公害問題などの視点が今よりなかった時代だったでしょうから、社会に大きな影響を与えたんだろうと思います。
今はそこまで農薬垂れ流しではないだろう(多分)と思いますがまあ怖いですよね。
事例として、農薬の影響をうけた鳥などの不妊についても挙げられています。
不妊治療中の身としてはドキッとしました。実際自分の不妊原因はハッキリとは分からないですが、(なぜ妊娠しないのか、ではなく、なぜ妊娠しにくい体質になったのか)そういう影響もあるのかしら。
不妊治療中なんだよね、と友達に伝えると、これを使うといいらしいよ、とオーガニックのシャンプーやらドリンクやら…勧められることありませんか??
賛否あると思うのですが、オーガニックとか健康食品とか漢方とかその他諸々、あんまり得意じゃないです。
イイモノなのかもしれないけど、なんかそれらの纏う「これが絶対!正しい!」みたいな雰囲気が窮屈に感じてしまうし、ほんとに効果があったら医薬品になるし、市販のものがそんなに危なかったら販売禁止になるだろ、と思ってしまうので、まあ極端な量をとらなければ大体大丈夫でしょ、というタイプです。(脱脂粉乳だけは本当に直で体調悪くなるので避けてますが)
けど実際自分が不妊だとなると、それみたことか、と言われてるような気もするし。でもそういうのをとりいれて妊娠してもしなくても、本当にそれが要因か分からんやん、とも思うし。
幸いに私の友達は、こういうの好き嫌いあるし、参考程度に…というスタンスでいてくれるので、自分で考えて選ぶね、と伝えて終わっています。
昔より不妊が増えてるのは添加物とか農薬のせいだ、と言われたこともありますが、でも同じ時代に生きて、同世代で問題なく妊娠する人が多数なので、私の身体がたまたまそうだっただけ、それを医療の力でまだ可能性があるのだからこの時代に生まれて良かったと思うようにしています。
極端になり過ぎず、本当に危ないものとかはちゃんと避けつつ、生きていきたいですね。
何人かの友達に不妊治療してることを伝えましたが、一番なんだか救われたリアクションは「めちゃくちゃ人生経験積んでるね!!」でした笑
その一言につきる!笑